当医院では、分析結果をもとに今後の成長発育を考慮したうえで、最適な治療方法(治療開始時期、治療期間、治療費用、治療を行うメリットや起こりうる問題点など)について診断時にご説明いたします。
反対咬合や奥歯のかみ合わせが左右にずれている交叉咬合などは、4歳頃を目安に早期治療を必要とすることがあります。
乳歯は健全な永久歯列を作るための先導役としての重要な役割があります。
顎の成長発育を障害するようなかみ合わせ。
上下顎の前後的なズレが大きいかみ合わせ。
歯が生えるだけの十分な顎の大きさが足りない。
こうした場合は、顎の成長が盛んなこの時期を利用して矯正治療を行います。
乳歯列期および混合歯列期における矯正治療は、顎の成長発育をコントロールし、利用することで不正咬合の複雑化の防止および改善することを目的としています。
おもに、取りはずしができる装置を使用して治療を行います。
また、口腔習癖(指しゃぶりや舌のくせ)を取り除くトレーニングも必要に応じて行います。
永久歯列期における本格矯正治療は、機能的および審美的にも健全で安定した咬合を確立することを目的としています。
おもに、ブラケットとワイヤーによる固定式の装置が選択されます。
本格矯正治療を行ううえで、永久歯の抜歯が必要になることがあります。
抜歯を行うか否かの判断基準は3つあります。
1.歯と顎の大きさのバランスが悪い場合
2.上下顎の前後的なズレが大きい場合
3.口唇の突出感が強い場合(口元の改善)
これらの3つのケースに対して充分に検討したうえで総合的に判断いたします。
下の前歯が上の前歯より前でかんでいて、かみ合わせが逆な状態。
上あごの方が前に出ていて、上下の顎のバランスがとれていない状態。
歯のはえる場所が足りなく、歯並びがでこぼこな状態。
上の前歯が下の前歯深くかぶさっている状態。
上下の前歯の間に隙間がある状態 。
上下の奥歯が横にずれているかみ合わせで、上下の前歯の中心線もずれている状態。
ねじれて歯がはえているめに、歯がうまくかめない状態。
正常な萌出時期を過ぎても、何らかの原因で萌出してこない歯をいう。